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2008年7月16日 (水)

「雑草」

 (3:46)

与謝野晶子

晶子詩篇全集 より



雑草


雑草こそは賢けれ、
野にも街にも人の踏む
路(みち)を残して青むなり。

雑草こそは正しけれ、
如何(いか)なる窪(くぼ)も平(たひら)かに
円(まろ)く埋(うづ)めて青むなり。

雑草こそは情(なさけ)あれ、
獣(けもの)のひづめ、鳥の脚(あし)、
すべてを載せて青むなり。

雑草こそは尊(たふと)けれ、
雨の降る日も、晴れし日も、
微笑(ほゝゑ)みながら青むなり



底本: 晶子詩篇全集
出版社: 実業之日本社
初版発行日: 1929(昭和4)年1月20日
入力に使用: 1929(昭和4)年1月20日
校正に使用: 1929(昭和4)年1月20日
入力: 武田秀男
校正: kazuishi




※テキストはインターネットの図書館、「青空文庫」

のボランティアの皆様のお力によるものです。

青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/



BGM:GAIA

http://www1.odn.ne.jp/~t-ina/pc/main.htm

TAM Music Factory

http://www.tam-music.com/index.html


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■ 孝輔のひとこと

私は、いわゆる社会の底辺で生きている雑草のようなものです。
その人生を雑草で終わることになるのでしょう。
けっして、高貴な百合の花、薔薇の花には成り得ることはないのでしょう。
多分、この歳になると・・(笑)
でも、その雑草は、社会においては、大切な役目があるという事を、この作品は語っています。
人の歩むメインの道では青まないで、一歩さがって、慎ましく、生きる。
しかし、どんな大きな穴があっても、そこに咲き誇って、平らに、まるく埋めてしまう。
そして、どんなものでも、喩え、獣の脚でも暖かく柔らかに載せてあげる情けがある。
雨の日、風の日でも、すがすがしく、ニコニコと微笑みながら過ごすのである。
ああ!我が人生。なんと素敵な雑草人生だろうか。
そして、雑草の上に立つ人も、また、立とうとする人も、その事をいつも理解して、心に秘めていてほしいと思うのです。
雑草こそは尊けれ。

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コメント

はじめまして。こんにちは♪今日はフランス語の詩を探していたところこちらにたどり着きました。
というか、『フランス語 ポエム』で検索したところ一番に表示され、こ一時間ほど滞在させて頂きました♪

この詩ももちろん素晴らしいのですが、管理人さんのコメントに胸を打ちコメントさせて頂きました!

どうもここ最近の私達には『慎ましく』という気持ちが欠けてしまった気がしていました。
以前は『個性の無い日本人』と言われ『個性が大事』という時代になり、勿論個性は大切ですが、唯単に我侭気ままな日本人になってしまった気がしていました。もちろん私自身もですが・・・。(汗)

寝る前に、心のお洗濯をさせて頂いた気分です。またお邪魔します!初めてなのに長々とすみませんでした(汗)

投稿: sao | 2008年8月16日 (土) 21時55分

saoさん、はじめまして、コメントをして頂き、ありがとうございます。また、返事が遅れてすみません。
素人で、たいした、朗読ではありませんが、聴いてくださって、ありがとうございます。このブログ、しばらく、更新がされていません。ニフティの仕様が変更になってしまったので、このサイトを使用しての更新が出来なくなってしましました。
引越し先を見つけるまで、しばらく、お休みをします。あしからず。

投稿: 孝輔 | 2008年10月14日 (火) 16時44分

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